うなぎいぬ&うさぎのこーちゃんによる日記です

アーマーガエル、新色登場です(ง ˙ω˙)ว

さて、そろそろアーマーガエルの時期です。そんな時期に合わせて、アーマーガエルの新色が今月末あたりに出荷予定です。

今年の新色は6色。
http://www.tiemco.co.jp/products/groups/view/1341


一応私が色を考えたのですが、オススメがあるとすればこの二つ


CTアーマーガエル #16 アマガエルモドキ
4930843939181.jpg


CTアーマーガエル #17 コスモブラックガエル
4930843939198.jpg


理由は単純。見やすいからです♪他も今年は見やすい色を多く作りましたが、この二色が個人的には好きですね~。



去年も散々いい思いをさせていただきましたが、今年はどうなんでしょうか??


去年も書きましたが、私が開発したアーマーガエルにはひときわ思い入れがあります!!



とにかく『釣れること』を考え、開発を進めました。




まずシンプルに、通常のフロッグの以下の点をなんとかしようと思いました。


1. スキッピングさせたい
中空フロッグはカバーには強い。しかし、カバーのもっと奥に入れようとスキッピングすると中空構造とスカート(無いものもある)が邪魔して失速→奥まで入らない。ブッシュ絡みのフロッグゲームのキモは、とにかく奥にぶち込んで引いてくることだと思っています。フロッグがブッシュの奥やオーバーハングの隙間に、PEを使用してもバックラッシュが気にならずスキッピングしたら、さぞ釣れるだろうと思いました。浮力のある超弾性エラストマーは、水面で跳ねるようにスキップしていく最高の素材です。



2. 低浮力にする
中空フロッグはあの軽い『パスッ』っという着水音が釣れるキモだと言われます。確かにこれは一理ある…。水面の上に浮くフロッグ、これは銀幕に隠れるのでその曖昧さがバイトを呼ぶ。だが、この軽い浮力がミスバイトの原因にも繋がっている。本気食いさせないと掛からないと言われる所以でもあると思います。今回は魅力のひとつでもある、着水音と高浮力を犠牲にして、低浮力を重視しました。低浮力にすれば、虫ルアーのようにチョロっと食ってくる、本気食い以外のバイトも取れるかな?と。そもそも周りの水ごと『ガバッ』っと吸い込むのがバスの捕食方法です。浮いているルアーは少しでも水の中にあるほうがいい。逆に水面にあるルアーはバスは吸い込めない。



3. フッキング
フロッグの泣き所はフッキングだと思います・・・。イイトコに入れて、追わせて、本気食いさせてもスッポ抜けすることがある。ワームの釣りに比べてスッポ抜けの数が多すぎる。とくにフロッグが大きく、バスが小さいと起きやすい。だがそれは絶対嫌でした。精神衛生上良くない。カバーには強いがミスフッキングしたくないという、相反する性能がバランスよく両立するようなルアーが欲しかった。これは最近のフロッグも求めている部分だと思いますが、アーマーガエルはエラストマーならではのフッキングの良さを追求してみました。



4. 投げやすいこと
フロッグゲームのキモは、いい所にしっかり入れる事だと思います。いい所に入れば、バイトは出る。ロッドが硬く、リールもゴツいフロッグタックル。したがって、ある程度ルアーの重量は必要だなというのが私の考え。軽くて小さいフロッグももちろんアリですが、今回はどんなリールでも、誰でも投げやすい14g(1/2oz.)というちょっと重め・大きめに仕上げています。



さて、そんな課題を持ちつつ開発を進めました。いや、正確には開発をすすめる前から構想はあり、プロトもありました。そんな中で辿りついたのが、超弾力エラストマーを使用するというものでした。エラストマーという素材は、通常のワーム素材よりもはるかに高強度で、弾力性があり、それでいてワーム素材よりも浮力がある。これが大きな特徴です。この特徴を活かし過去、他社さんでも名作と言われるルアーもいくつかがエラストマーでした。※シェイキーバグもエラストマーです

この素材特性が、フロッグゲームにはぴったりなのかなと。


しっかりスキッピングする上で重要なのは、突起のないシンプルな形状と弾力です。弾力のある素材は、水面の壁で飛び跳ね、結果的に見たこともないスキッピング性能を発揮。スキッピングってこんなに簡単だったのか…っと感じられると思います。なにせ普通にピッチングしてもスキッピングします!あとこの弾力は、対カバー性能とフッキングの良さにも繋がっています。かなりボリュームのあるボディですが、フッキング時には潰れ、フッキングミスは極めて少なくなっています。弾力は調整できるのですが、そこはフロッグ並みの対カバー性能とフッキングのバランスを考えて調整。柔らかすぎる素材はすぐズレてしまい、またスキッピングしてもカバーの奥で引っ掛かってしまい、あまり良くない。それにエラストマーとはいえ、強度も流石に落ちてしまう。バランスを見極めるのには相当時間をかけてました。生産工場にも無理言って、この硬さのバランスではないものは商品化しませんでした。対カバー性能を引き上げたのでここはPEでセッティングしてください。

そして次に重要なのはフックです。実は開発はそもそも、この『フックありき』から始まっています。このフックに合わせてボディ形状を作り込んでいます。採用したのはがまかつWorm316#3/0。PEの全力フッキングでも曲がらない強靭なフック。それでいて求めた重量14g前後のエラストマーを乗せた時のバランスの良い形状。アーマーガエルに刺した時にずれない収まりの良い形。また、エラストマー素材は食感が良いため、バスがどんどん食い込んでしまうことが多い。したがって形状は、あくまで口の外に滑り出して行きながらくちびるにフッキングする形状のフックが結果的にバスにも優しい。これらを満たすのは、がまかつWorm316#3/0でした。ポイントがカクっと曲がっているいわゆる『リマリックベンド』の形状はポイントの収まりが極めてよくズレにくい。このワイドゲイプの形状は、フロッグのひっくり返りも防ぐことにも繋がっています。そんなわけで素材とフックは決まっていきました。

そしてボディ形状のお話を・・・。

一見するとただのカエル。そこは見た目を重視いたしました。その中でも特徴的な足とスリットの話しからします。見ていただけるとわかりますが、ボディに対して足が細いです。バランスから言うと、おかしい。アンバランス。当然私もまずバランスのよい、太い足をつけてみました。これがまったくうまくいかない・・・。まずダメだと思ったのは、ボディのひっくり返りが戻らない。足の部分でしっかりボディを支えるのでひっくり返ったままになってしまう。『ひっくり返っても良いのでは?』っと思いがちですがこのアーマーガエルでは全くダメ。※話がそれるのでとりあえずここでは割愛いたします。同じように腕がついてても同じことが起こります。腕が支えになってひっくり返りが戻らない。だから腕がない。腕はスキッピングの妨げにもなるのでこのアーマーガエルでは絶対NGでした。それに加えて太い足は、ボディ全体の浮き姿勢もアンバランスになってしまう。エラストマーはそれ自体浮力があるので、前傾姿勢が強くなりすぎてしまう。あとは足が太いと抵抗が大きくてまったく首振りしない。

様々な要因が絡みつつ、足の部分を調整していきました。首振りアクションとスキッピング性能だけでいうならば、足はないほうがいい。あったとしても、もっともっと華奢な細長い足がよいと思います。求めたのは、首振りアクションとスキッピング性能を維持しつつ、足の部分がブレーキを掛け、水をかんで水を撹拌しつつスプラッシュを上げるというもの。ひっくり返りも起こらないことが前提。これはバランスで調整していきました。取り付け位置、絶妙な足の角度、長さに仕上げたつもりです。

さて、スリットの話をします。

スリットは普通のワームでは考えられないレベルで深くとってあります。これはちぎれない、超弾力エラストマーだからこそできる技。深いスリットは左右によく潰れてくれるので、フッキング率を高めます。一番薄い部分で約2.4mm厚。伸ばしてみると、向こう側が透けて見えてきます。ですが、ただスリットを深く取るだけではカバーには弱くなってしまいます。上下が薄いスリット部分にフックを通してしまうと、すぐにフックが上に飛び出してしまい、対カバー性能が落ちてしまう。そこでこのアーマーガエルはちょっと変わったフックの通し方をしています。スリット部分を避けて肉厚の部分に刺し、上のフックがおさまる部分にポイントがのる設計。こうすることでカバーにあたってもフックがズレにくくなっています。超弾力のエラストマーは伸び縮みが凄い。伸びてちぎれないことに注目が集まりますが、ゴムのようによく戻り縮むという部分も実は優れた特徴です。どういう事かというと、フックを刺した時にエラストマーがゴムのように縮みもどることになるので、フックを上下左右からホールディングすることになり、結果的に刺すだけで普通のワームよりズレなくなるからです。フックをさしている頭の部分も同様です。エラストマーそのものの素材特性から、フックがずれにくく、カバー性能が高くなっています。余談ですが、流石に何匹も釣ってくると頭の部分のズレが気になることもあるかと思います。その場合、デコイ バーサタイルキーパーのようなものを頭側に入れて支えてあげましょう。フッキングも問題ないのでこれでOKです。スリットが深く入っていることがわかります。ですが頭と尻部分が四角ではなく、台形形状にスリットを設けています。フックの通る位置は厚いエラストマー部分を使いつつ、より背中からスムーズに潰れやすい形状に創意工夫してみました。

また、この画像からはわかりにくいのですが、上から下にかけても【八】形状にスリットが入っています。これも対カバー性能を維持しつつボディが潰れやすくするための工夫で、これらの構造が相乗的にフッキングの良さに繋がっています。

フックポイントが収まる上のくぼみ部分も相当悩んで作りあげました。

この上の部分のくぼみ・・・。ちなみにフックポイントはエラストマーに刺したりしません!通常のワームのように刺さないでください。エラストマーは強度があるので、素材を切り裂いてフッキングまで持ち込むのは難しいからです。フックポイントは隠さず、根掛かりしない構造を作るのは、通常の中空フロッグでも通じる部分ですね。これはもちろん、がまかつWorm316#3/0専用設計で作っています。くぼみ・・・これは深くすればカバー性能も上がりそうなきもします・・・。これをただ単純に深いくぼみにしてしまえば、カバーには強くなります。ですが、フッキング時エラストマーに二度がかりしてしまい、結果としてミスフッキングが多くなってしまう。この二度がかりを防ぐべく、フックポイント周りを設計していくことにしました。

実はこのくぼみ、二重構造になっています。しっかりとフックが収まる部分は長方形にカット。深さはポイントがギリギリ収まる程度に浅く、フックを刺した時におさまりがよいのが長方形。よく見るとそのくぼみの両サイドがお尻に向けて盛り上がっているのがわかると思います。この盛り上がりがとても重要!!フックポイントが少々出てしまっていても、この盛り上がりがカバーをかわすきっかけとなります。この部分、フックポイントよりやや後方を盛り上がげるとフックポイントに二度がかりはしません。これらが絡まりあって、カバーに強く、かつフッキングがよいという効果を生み出します。

そして全体の形状の話にうつりまます。

普通のカエルに見えますが、しかしこの形状もこだわり抜いて導き出した形状です。まずは後方重心であること。スキッピングでカバーの奥に入れるためには、素材そのものの【浮力】と【弾力】、【抵抗を受けないボディ】が前提ですが、飛行姿勢が安定していることも重要です。後方重心にすることでスキッピング中もルアーが暴れず、おしりを前にしてしっかりスキッピングしていきます。おしり形状も丸みを帯びていますが、この丸い形状のほうがスキッピングはしやすいです。ちなみに、足がないほうがもっとスキッピングします。中空フロッグのようにスカートを取り付けるとさらにスキッピングしずらくなります。この場合、抵抗になるものは、極力ない方が良いです。前にも書いたアクションとのバランスを考え、足は設計しています。

そしてこの鳩胸・・・実はこれが物凄い重要でした。

エラストマーはそのものの浮力が強い。結果的に、足までエラストマーにすると後方の浮力が強くなりがちになってしまう。しかし、後方重心はスキッピングする上でもかかせない。悩んでも悩んでも、結局、頭が下がり気味になってしまった。頭下がりの何がいけないのか?ただ頭下がりで腹側が扁平なものは首振りさせてみると、水中に潜ってしまうのです。フロッグはあくまでトップウォータールアー。水面の銀幕使い、スプラッシュを上げるアクションがなくてはならないと思いました。そこで考えついたのが鳩胸形状にするという事でした。鳩胸形状にするとバランスがやや中央よりになるだけでなく、アクションさせた時に鳩胸部分が強く水を押しつつ水面にぴょこぴょこ頭を出してくるように水を掻いてくれるのです!

ここでひっくり返ると意味がありません。全体のエラストマーのバランス、足の形状、フックの重さ・・・ほっとけば確実にひっくり返りが戻る。ひっくり返りをなくすような設計になっています。

あとは細かな点ですが、今回はレンズアイを採用してみました。魚にとって目はとても重要。アメリカでは古くからストライクドットの効果が認められていますし、なにより尻びれとかにフィッシュイーターの目を欺くためにストライクドットが入っている魚もいるくらいです。間違いなく効果がある証拠だと思います。特に浮かせっぱなしにするような時に目は特に重要なのかな?と。実際、トゥイッチすると目玉が『ギラッ』として本当にドキッとする。このストライクドットの真偽は定かではありませんが・・・。今回はそんな理由もあり、フロッグではなかなか見ないレンズアイを採用しました。浮力の関係でレンズアイ部分は水中にある形になります。実際のカエルは、目は水面に出てますけど・・・。


このような感じで、このアーマーガエルは完成いたしました。


ここまで細かい部分を書いておいてアレですが、


とにかく釣れるのでぜひとも使ってみてください!


どんなルアーよりもカバーの奥を正確に撃ちぬくことができるこのアーマーガエル。

そして極めてよいフッキング性能。

皆様に決して損をさせない、自信作のつもりです。

最後に、ラインですが、これは太いフロロでも良いですが、通常のフロッグ同様PEで使ってください!

素材を柔らかくしてフロロでもフッキングするように設計しても良かったのですが、そうすると対カバー性能が低下します。あえて対カバー性能を中空フロッグ並にするため素材のバランスを調整しています!
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[ 2015/05/07 22:26 ] タックル関係 | TB(0) | CM(0)
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Author:うなぎいぬ1091
トラウトルアーやバスルアー、偏光グラスの広報担当兼ロッド&ルアー開発。TBCなんかにも出ているらしい。ストマック調査とか痛ックル製作とかしてます。バス釣り大好き(^ω^) 痛ックル精鋭部隊(隊員№001)部隊長。今のあなたが知るはずもないのだけれど私はね【釣りがうまくなりたい】、ただそれだけの祈りで魔法少女になったのよ

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