フェンウィック リンクス LINKS-CT60SULP+J "Critter Stick"クリッタースティック

2020年01月10日13:19  未分類 写真あり

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フェンウィック リンクス LINKS-CT60SULP+J "Critter Stick"

開発は私が進めました。

もともと野良ネズミでもっと釣るためのロッドで開発を進めましたが、近年増加するPEでのライトリグにも対応できるスペックとして仕上げました。

PEこそが新たなテクニックを生む

っと私は考えています。パワーフィネス・提灯・ネズミ・フロッグなど・・・近年生まれてきたテクニックの多くが、実はPE無しでは成立しないものです。おそらく今後もこの流れは変わらないと私は考えています。

ラインの進化がロッドを変えていく

上記のテクニックに対するロッドは多く存在しますが、まず野良ネズミを快適に使用するロッドが存在しない。ロッドが完成すれば、それは野良ネズミがもっと釣れるテクニックとして完成するという思いがありました。

PEラインというのはとにかくフロロやナイロンと大きく特性が異なるラインです。細くて強い・伸びがない・透明にできない等々がその特徴。よく【擦れに弱い】という話が上がりますが、これは引っ張り強度、ポンド数での話。同一線径で比べれば、比較にならないレベルで強いラインだというのがよく忘れられている点だと思います。ただし、伸びがないラインですので、一瞬の力が加わった場合、弱い部分にその力が一点集中し、切れやすいというのはたしかにあります。

こういった理由から、ロッドに求められる要素がフロロやナイロンに比べ大きく異なると考えています。

野良ネズミはPEを使うからこそ、その力を発揮します。ショートロッドに太目のPEを直結で使い、キャストして誘うというスタイルは、正直野良ネズミ以前にはあまり見られないスタイルだったと私は思います。

そこで問題になるのがロッド・・・

自分自身も当時は手探り状態。長いロッドから短いロッド、硬いロッドから柔らかいロッドまで、様々なものを試しました。

結果からすると

・ショートロッド
・バット硬めで全体的には柔らかめ
・ソリッドティップ


この3つ要素が重要だと考えました。

・ショートロッド
6フィートという長さに決定しました。PEラインは伸びがなく、ロッドが少し長めのほうが重量を感じて思ったところにキャストはしやすいです。しかし、野良ネズミは「短い距離でたくさん動かす」ことが大切です。そのため細かなシェイクが必要不可欠となるため、6フィートという長さに決定しました。結果的に後で記載するネコリグやスモラバなどのシェイキングにも向いているロッドとなっています。


・バット硬めで全体的には柔らかめ
PEラインは伸びがないライン。このラインを使った人はわかると思いますが、「投げにくい」ラインです。ロッドを選択する際、柔らかいロッドのほうが投げやすく、思ったところにキャストできるを感じると思いますが、実はラインでも同じことが起こっています。ロッドを大きく曲げこんだときにナイロンフロロラインは実は大きく伸びているため、ロッドの曲がり+ラインの伸びでしなやかなキャストフィールが生まれています。

実際、ラインを手で持って引っ張ってみれば、どれだけ糸が伸びるか理解できると思います。そのため、同じロッドで同じウエイトのルアーを投げると投げにくいと感じる・・・。ならばロッドに求められる部分はどうなるのか??ワンランク柔らかいロッド、そしてしなやかに曲がりこむロッドを選ぶという選択肢になります。ただし、バットまで柔らかいとバスという魚の突込みにも対応できず、野良ネズミのフッキングにも影響してきます。

実は最も難しかったのがティップからバットまでのよどみないテーパーデザイン。どこかにがっちりとまる部分を作らず、しなやかに曲げていく。また、放たれる野良ネズミにはスキッピングで貫く速度が必要になるため、「全体的にはしなやかで、ベリーからバット付近にはルアーを矢のように放つ力強さ」が必要になります。文章でも、店頭でもこの感覚はお伝えしにくいのですが、キャストしていただければわかります。PEラインを使っていても思ったところにルアーが、矢のように飛んでいく感覚を理解していただけると思います。

結果としてはACESではなく、ロッドブランクとしては扱いやすいLINKSの24tカーボンベースの仕上げとなっているわけです。


・ソリッドティップ
これがPEラインでのライトリグの釣りにはもっとも大切だと考えました。同じティップの柔らかさで野良ネズミを動かしても、動きすぎてしまう・・・。ソリッドティップは曲げこんだところから、さらに曲げこむ力があります。通常はアングラー側の技量でルアーの移動距離を調整しながらシェイクやアクションを行うものです。しかし伸びないPEラインを使用し、高速ドッグウォークでティップを動かしながら野良ネズミをリーリングしながら動かすという行為・・・。この動作はアングラー側の調整が想像以上に難しく、実際やってみると野良ネズミを短い距離でたくさん動かすということはきわめて難しいものです。

そのためソリッドティップのしなやかさを利用することでPEラインの伸びのなさを補い、野良ネズミのきれいな動きを実現する方法に行き着きました。ソリッドティップはフロロやナイロンで起きているアクション時の伸び≒しなやかさを補うために搭載しています。

かなり硬めのソリッドティップを採用していて、「本当にこれでチューブラーと違うのか??」っと思われるかもしれませんが、その点はまったく問題ありません!このくらい硬いほうが、いつもの感覚に近いフィーリングでPEラインを扱うことができるはずです。

このソリッドティップ、実はキャストフィールにも大きく影響を与えています。ロッドを曲げこんだ瞬間のフィーリングがしなやかになるため、PEであることを忘れるほどのメリットを与えてくれます。また、硬めのソリッドティップはルアーが放たれる瞬間のフィーリングがとても良く、イメージ通りの場所にルアーが飛んでいきます。柔らかいソリッドティップでは、この放たれる瞬間、カクンっ!っとなってしまうので思ったところにルアーを投げ入れるのが難しくなります。

ソリッドティップはもともとアングラーを助けるものです。今回はPEラインのデメリットを補う理由で様々な恩恵があります。

しかも硬めのソリッドティップはなんと言っても「折れにくい」。PEラインを使っていて、ティップを折った経験がある人は多いはず…柔らかいソリッドティップやチューブラーティップよりも圧倒的に折れにくいメリットもあります。


このような理由でクリッタースティック、野良ネズミロッドが完成となったのですが、同時にこのロッドは「PEラインを使ったライトリグ全般」にも対応する仕上がりとなりました。

最も良く使われるライトリグ、ドライブクローラー4.5のジグヘッドワッキー、スリムヤマセンコーのネコリグ、1.3gのスモラバ等、これらのリグには抜群の相性を発揮。

この場合、PEは0.6〜1号、リーダーは場所に応じて4〜10lb。このスタイルは近年注目されてきている、「オカッパリで何でもやりたいスピニング」にベスト!

特にPEラインをシェイクして扱うとなると、どうしてもルアーが動きすぎてしまう≒結果バイトが減少するというリズムに陥りがち。ソリッドティップはルアーの動きを押さえ込み、なにかに引っ掛けてシェイクするときにも仕事をしてくれます!

PEならばたとえ6フィートでも飛距離は抜群。それなのにショートロッドで操作性も抜群。オープンウォーターからややカバーまで攻め込めるスタイルとなるわけで、今後このPEスピニングはオカッパリの主流となると私は考えています。

PEとリーダーを結ぶのは、洗濯ばさみを使った「ぐるぐるファイヤーノット」をよく使うのですが、これはまたいずれご紹介しましょう…

PEラインとリーダーの結び目はガイドに当たるため、通常はガイドを少し大きめに設定しますが、このロッドはかなり小型のガイドを採用。

もともと近距離〜中距離を扱うために作ったロッド。

したがって、ガイドは小型なほうがキャストフィールがよくなるため、小型ガイドを採用しました。

これでも個人的にはガイドのノット抜け感は全く気になりませんでした。もともと使うリーダーが細いですし、リーダー自体を短め(1m以内)に使用するのが私の方法だったこともあると思います。


今現在、私は0.2~5号までのPEラインを扱います。

PEラインはハリのあるPE、撚りの強いPE、重いPE、様々なものがあり、フロロやナイロンに比べ選択肢が多く「このPEが最高!」っというのが一概に言えない部分でもあります。何故ならバスフィッシングの場合、【投げて巻く】だけではなく、シェイクやズル引きなど、使い方が多彩になるためです。よく8本撚り?4本撚り?と言われるのですが、メーカーや商品によって撚りの強さも違うので特性を理解するには全く参考にならないと私は考えています。また一概に、高いPEが良いPEであるとは言えないのがバスフィッシングの難しさだと思っています。


私がこのロッドで現在使用するラインはこちら

・シーガー R18 完全シーバス ステルスグレー 1.5号(野良ネズミ用)
クタクタに柔らかいPE。トラブルが多いが、この太さならフロロと同じくらいのトラブルレベルなので許せる。このコシのなさが圧倒的な飛距離を生み、またカバーに直接上から入れ込んだ時にするっと入る便利さがある。この太さでこれほど野良ネズミが飛ぶPEはない。また地味なので、野良ネズミのようにルアー本体を見ながら釣るスタイルには向いている。

・ダイワ UVF タトゥーラ センサー×8+Si2 0.6~0.8号(各ライトリグ用、おかっぱり用)
こちらもあまり硬くないPEだが、完全シーバスよりも硬くトラブルが少ない。柔らかめのPEのほうがシェイクしたときのフィーリングが良い。極端に細くするメリットはなく、太めのほうが空中での重量感が出るので、シェイクしやすい。この辺りは風や飛距離などバランスを考えながら決めていく。細いほど水切りが良いので、スッと水に入っていく感覚がある。






★要約★

近年使用されることが急増したPEラインを使用したテクニックにも対応。投げる・掛ける・誘う、これらの基本要素を徹底追及。

フェンウィックが提唱する、バイトを呼ぶための次世代ハードソリッドティップモデルです。

感度・操作性・バイトへの追従性を突き詰め、アングラーを助けてくれる一歩上の操作感を実現。今回はPEラインにも対応。強く・伸びない特性を持つPEラインを快適に扱い、ルアーにナチュラルな生命感を与えるには、ロッドに求められる要素も大きく変わります。

このロッドは、PEラインを使用したルアーアクションにおいても、艶かしさと生命を吹き込むソリッドティップを完全設計。

PEラインを使用した虫系ルアーの提灯、野良ネズミ等の高速トゥイッチにも抜群の相性を発揮します。

ロッド全体のテーパーはスムーズかつ力強いデザイン。キャスト時には、ルアーが矢のように放たれるブランクスが特徴です。6フィートとは思えない飛距離を叩き出し、思い通りのピンスポットへ打ち込めるキャストアキュラシーを約束します。
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